第105回韓国国体慶尚南道大会が金海総合スタジアムをメインに、金海市と慶尚南道一円で10月11日から17日までの7日間行われた。すべての競技が終了した10月17日夜には、総合表彰式を兼ねた閉会式が金海総合スタジアムで行われた。
在日同胞選手団(呉公太選手団長)は海外同胞の部であるサッカー、ボウリング、テニス、テコンドー、卓球、スカッシュ、剣道の7競技のほか、国内競技の柔道、水泳あわせて11競技に62人の選手と監督、コーチなどの競技委員27人、選手団本部と参観団あわせて総勢約150人が参加した。
8日に事前開催されたテコンドーで在日同胞は金メダル3個、銅メダル2個と幸先良いスタートを見せた。
12日には剣道が奮闘した。初戦は、過去、何度も対戦しながら勝てなかった宿敵、在ベトナム同胞との戦い。粘りの戦いを見せ、接戦の末、2-1で勝利し、リベンジを果たした。この勢いに乗って、準決勝は在米国同胞に4-0と完勝、決勝戦も在中国同胞に3-1と快勝し、悲願の初優勝を飾った。
開会式当日から予選リーグが始まったサッカーで、3連覇を狙う在日同胞は在インドネシア同胞との初戦に臨んだが、1-1で痛恨の引き分け。翌日の在英国同胞には5-1と大勝し勝ち点4とし、在インドネシアと並んだが、警告2枚を受けた在日はフェアプレーポイントで予選脱落となった。
在日同胞選手団のメダルラッシュはテニスとゴルフだった。
テニスは男女ともにシングルス、ダブルスが決勝進出。大会4日目(10月14日)の決勝では、男子がシングルス、ダブルスともに金メダルを獲得した。
また、昨年初出場し金メダルを獲得した卓球女子シングルスの池松怡選手は、予選リーグを1位突破、決勝トーナメントでは1セットも奪われない強さを見せ、完全優勝し2連覇を果たした。
大会5日目の15日から3日間行われたゴルフは、男女ともに個人戦、団体戦で首位争いの活躍を見せた。結果、2選手の合計スコアで競う団体で男子が金メダル、女子は銀メダルを獲得、個人戦でも男女ともに銀メダルを獲得した。
昨年、金メダル3個を獲得し、今年も期待されたボウリング女子は強豪選手を揃えた在米国同胞が金メダルを総なめした。
在日同胞選手団は最終的に金メダル8、銀メダル5、銅メダル6の合わせて19個のメダルを獲得し、海外同胞の部で総合準優勝だった。優勝は金13、銀10、銅8個の在米国同胞、3位は金6、銀6、銅6個の在インドネシア同胞だった。