男子走り高跳び禹相赫が銀メダル…東京2025世界陸上

 「スマイル・ジャンパー」と呼ばれてる禹相赫(ウ・サンヒョク、29)が9月16日、東京・国立競技場で行われた2025世界陸上競技選手権大会の男子走り高跳びで、貴重な銀メダルを獲得した。2022オレゴン大会に続く準優勝に明るい笑みを浮かべて喜んだ。

 禹相赫は2m34に成功し、金メダル争いに挑んだ。ところが、続く2m36の1回目で失敗。同じ高さをハミシュ・カー(ニュージーランド)が1回目でクリアし、形勢がハミシュ・カーに傾いた。

 ここで、禹相赫が勝負に出た。バーを2m38に上げ、残りの2回のチャンスをかけた。しかし、2回ともバーを越えることができず、銀メダルで試合を終えた。

 結局、ハミシュ・カーが2m36で金メダル。昨年のパリ五輪に続いて世界選手権も制覇した。

 両選手は同じ1996年生まれで、オリンピックと世界選手権で競い合ってきたライバルであり、友人だ。この日の東京決戦も、二人で最後まで頂点を競い合った。

 禹相赫は2022年の世界陸上競技選手権ユージーン大会で銀メダル、2022年と2024年の世界室内選手権優勝に続き、メジャー大会の表彰台に立った。2028ロサンゼルス五輪と次の世界選手権大会で韓国男子高跳び初の金メダルをめざす。

ハミシュ・カーとの決戦を終え持ち前の笑顔を見せる禹相赫

準優勝となった禹相赫(写真:聯合ニュース)