「韓国」チームは3位…万博会場でフットサルミニW杯

 日本で暮らす外国人選手たちが、国籍、言語、人種を越えてフットサルでひとつになる「フットサル・ユニティ・ワールドカップ2025」が6月22日、大阪・関西万博 EXPOアリーナ「Matsuri」で開催され、総勢15チーム(韓国、日本、中国、ウズベキスタン、イスラエル、ペルー、ブラジル✕4、モロッコ、ベトナム、パラグアイ、インドネシア、UAE)が出場する中、韓国チームは惜しくも優勝を逃したが、3位という成績を収めた。

 在日本大韓蹴球協会(朴泰成会長)が派遣した「韓国」チームは韓国国体などを経験した在日同胞選出たち。予選リーグではウズベキスタン、ベトナムに対してそれぞれ、4-0、4-1と危なげない戦いで勝利を収め、決勝トーナメントに進出。

 決勝トーナメント1回戦では中国相手に4-1で勝利。続くブラジルとの準決勝は惜しくもPK戦(5-6)で敗れたが、3位決定戦でペルーに2-1で勝利した。

 朴泰成会長は「今年の大阪・関西万博会場内での開催でもあり、いろいろな在日外国人チームとサッカーを通じて交流ができ、出場した選手たちには有意義な経験になった。大会出場にあたり、ご支援いただいた在日本大韓体育会に感謝したい。あわせて大会運営に関わった方々にも心より御礼申し上げます」と笑顔を見せた。

 同大会は「Futsal Unity World Cup実行委員会」が主催、大阪府が後援。名古屋市に住む政田盛拓さんが「日本で暮らす外国人がコミュニティの壁を越えて、スポーツを通じた異文化交流と、多文化共生社会が実現すれば」との思いで、2014年から始まった。

在日本大韓蹴球協会が派遣した「韓国チーム」は3位と活躍を見せた

果敢にボールを追いかける韓国チーム(赤色ユニフォーム)