体育会九州、任隆二会長を再選…埋もれた選手発掘へ努力

 在日本大韓体育会九州本部(任隆二会長)は5月24日、福岡韓国会館で第54回定期総会を開催し、任隆二会長(57)=写真=を再選するとともに、新年度活動方針として①九州韓国人ボウリング大会継続開催②韓国国体への優秀選手派遣③第2回福岡韓国人ゴルフ大会の開催などを決めた。

 活動報告、決算報告、監査報告に続いて新年度活動方針、予算案がそれぞれ満場一致で承認された。

 活動報告では22回目となったコリア・ボウリング・フェスティバルに老若男女200人以上が集い、福岡県内の同胞イベントとしても大きな存在となり、民団各支部間の連携と子どもからお年寄りまで世代を超えたスポーツ交流として同胞の絆を深める役割を果たしていることが強調された。

 また、今年2月に新たな試みとして「福岡ゴルフ大会」を開催し好評を得たことから、今後、民団支部対抗と九州各県対抗など、趣向を凝らして継続していくことを確認した。

 任期満了に伴う役員改選では任隆二会長ほか、監事、副会長など現体制での役員構成となった。

 再任にあたって任隆二会長は「ここ福岡をはじめ九州には優秀な同胞アスリートが多く埋もれているはず。そんな同胞選手を韓国国体に派遣していきたい。是非とも体育会に連絡してほしい」と、体育会の理事でもある民団各支部支団長に対して呼びかけた。

 総会には体育会中央から鄭眞一専務理事、民団福岡本部の李鍾出団長、婦人会福岡本部の宋三子会長をはじめ、民団福岡各支部の支団長らが参席した。
 李団長は「歴史ある体育会九州はスポーツを通じて同胞の連帯を広げてきた。民団としても今後とも精一杯の援護をしながら体育会の活性化に後方支援していく」と述べた。

任隆二体制の継続を決めた体育会九州本部の定期総会

再選のあいさつを述べる任隆二体育会九州本部会長