河亨柱氏が18人目の「スポーツ英雄」

大韓体育会が献額牌を授与
大韓体育会による「2024大韓民国スポーツ英雄献額式」が1月21日、ソウルオリンピックパークテルのオリンピアホールでを開催された=写真。今回スポーツ英雄に選ばれたのは、1984年ロス五輪柔道金メダリストの河亨柱氏(国民体育振興公団理事長)。
大韓民国スポーツ英雄は推薦委員、体育団体、スポーツメディア、大韓体育会元老会議機構を通じて候補者受付と審査を経て最終候補者3人を選り分けた後、業績評価と国民支持度調査結果を参考にスポーツ英雄選定委員会で最終選定する。
体育会は昨年10月、スポーツ英雄選定委員会を開き、河亨柱体育公団理事長、沈權虎(レスリング)、李洪馥(サイクル)の最終候補者3人を審議した末、「柔道の英雄」である河亨柱理事長を選定した。
大韓体育会は、河亨柱理事長が五輪や世界選手権など、国際大会で好成績を残し、韓国の知名度を高め、韓国柔道の発展に大きな貢献をした点を高く評価した。
この日、スポーツ英雄献額牌を授与された河理事長は、「昨年末、スポーツ英雄に選ばれたというニュースを聞いて、五輪第1世代として胸いっぱいの光栄を感じた。英雄の称号を誰もが受けるわけではないが、さらに韓国スポーツ発展のために努力してほしいととらえている」とし、「この賞を受けるまで、何よりも私たち家族の支えがあった。勇気を与え、支えてくれた妻にこの栄光を捧げたい」と述べた。
「韓国柔道伝説」と呼ばれる河亨柱理事長は1984ロス五輪の柔道男子95㎏級で金メダルを獲得した。また1986ソウルアジア大会の柔道男子95キロ級でも優勝し、世界選手権では銀メダル1個と銅メダル2個を獲得した。
河理事長は現役引退後、後進育成のために母校の東亜大教授として赴任し、釜山広域市市議会議員と釜山地方裁判所調停委員会委員などを歴任した後、スポーツ界に身を置き、活発な活動を続けた。
スポーツ分野の現場経験と専門性、経営能力を兼ね備え、2022年8月、国民体育公団の常任監査に赴任し、昨年11月、国民体育公団の理事長に就任した。
大韓体育会ではスポーツを通じて選手と青少年の模範になり、大韓民国の国威を宣揚した体育人を礼遇するため、2011年からスポーツ英雄を選定している。
歴代の大韓民国スポーツ英雄は以下の17人だ。
2011年=故 孫基禎(陸上・マラソン)、故金晟集(重量挙げ)
2013年=故 徐潤福(陸上・マラソン)
2014年=故 閔寛植(スポーツ行政)
2014年=張昌宣(レスリング)
2015年=梁正模(レスリング)、朴信子(バスケットボール)、故 金雲龍(スポーツ行政)
2016年=金妍児(フィギュアスケート)
2017年=車範根(サッカー)
2018年=故 金一(プロレス)、金珍浩(アーチェリー)
2019年=厳弘吉(山岳)
2020年=故 趙五連(水泳)
2021年=故 金洪彬(山岳)
2022年=李鳳柱(陸上)
2023年=故 南昇龍(陸上)

1月21日に行われた2024大韓民国スポーツ英雄献額式