機張郡をスポーツのメッカに… 釜山国体競技場集中で

 25年ぶりに釜山で開かれる第106回全国体育大会の競技場に機張郡が最も多く配定された。沈滞した景気の中で国体開催で「地域経済活性化」の期待感が大きい。

 多数の体育施設を保有している機張郡は今年、全国体育大会に加え、サッカー団設立などを通じた「スポーツマーケティング」を強化する予定だ。

 今年10月17日から23日まで、釜山アジア大会のメインスタジアムなど80あまりの競技場で開かれる第106回全国体育大会のうち、現代自動車・ドリームボールパークなど、11カ所が機張郡に所在している。

 全国体育大会の参加規模は約3万人で、ご当地では宿泊や観光、外食分野で活性化への期待が高まっている。

 全国体育大会後に開かれる障害者全国体育大会も約1万人が参加する見込みで、競技場は、最も多い海雲台区6カ所に続き、機張郡が5カ所を確保しており、徹底した迎え入れへ郡では総力を傾ける計画だ。

 機張郡は今年、全国体育大会をはじめ、ウォーキング大会や韓日中幼少年体育大会、全国幼少年サッカー大会など多様なスポーツイベントを開催する。

  特に機張郡守杯・シルム(韓国相撲)大会は、韓国の伝統スポーツを継承する良い機会と期待を寄せている。

 7月には金雲龍杯・国際オープンテコンドー大会も予定されており、世界60カ国が参加する見込みだ。

 このため、郡では大会推進のために3月に、第1回補正予算3億ウォンの編成を要求する計画で、スポーツ観光メッカの完成度を高めるため、施設補強と造成にも力を入れる方針だ。

 予算確保によって、全国体育大会の競技場として活用されるワールドカップ・ビレッジなどを改修する。さらに、全国体育大会用のテニス競技場12面を新設するほか、新しい生活体育として脚光を浴びているパークゴルフ場の造成も進める。

 機張郡は多様なスポーツイベント開催のほか、国内外から多くが訪問する。このうち、機張郡都市管理公団が運営している機張・現代自動車ドリームボールパークでは、国際大会はもちろん、全国野球大会も開かれている。

 国内外球団の転地トレーニング場としても脚光を浴びており、全国の野球選手の足が絶えない。

 このほか、同郡では韓国のプロ野球機構であるKBOと協力関係を結んで、韓国として初の野球体験場と博物館の建設も推進しているほか、野球場の隣にはサッカー場とスポーツ公園などを造成していく計画だ。

鼎冠(チョングァン)新都市造成以後、急速に発展している機張郡鼎冠邑(写真=鼎冠邑行政福祉センター提供)