在日の許佑赫が銅メダル…韓国冬季国体スピードスケート

 1月15日にソウルの泰陵国際スケートリンクで行われた韓国の第106回全国冬季体育大会(冬季国体)のスピードスケート・大学男子500メートルで在日同胞の許佑赫選手(22・大阪大学4年=写真左)が36秒76の記録を出し、銅メダルを獲得した。

 許佑赫選手は高校時代の2020年2月、第101回冬季国体高校の部1000メートルで優勝、1500メートルでも銀メダルを獲得する活躍を見せた。

 韓国から日本の神戸市に移住して10年目となる許選手は、中学時代は日本の全国大会1500メートルで優勝し、日本の関係者からも注目を集めていた。

 スピードスケートだけでなく、ショートトラックでも全日本上位の「二刀流」だ。スピードスケート強豪国である韓国国体でのメダル獲得は大韓スケート連盟も注目している。

 許選手は今回一緒に出場した弟の許峻瑗(高校3年)と一緒に韓国代表の大きな夢を抱いている。

銅メダルを獲得した許佑赫選手

銅メダルを獲得した許佑赫選手(右)と弟の許峻瑗選手(左)。中央はアドバイザーとして帯同した元日本代表の加藤条治さん