体育会東北本部が発足 会長に尹源一氏

 在日本大韓体育会(宋栄奉会長)の東北本部が15日に設立された。この日、民団宮城本部会館で設立総会を開き、会長に元在日本大韓蹴球協会の会長を歴任した尹源一氏が就任した。
 同会ではこれまで、関東、中北、関西、九州、中国、北海道に地方本部を構成していた。
 体育会では全国の埋もれた同胞アスリートの発掘し韓国国体への派遣や韓国代表選手の輩出にあわせて、スポーツを通じた民団組織の活性化と地域レベルにおける韓日交流を展開してきた。
 東北地区は宮城県を中心にゴルフやサッカー、野球をはじめ、スキーやスケート、スノーボードなどのウインタースポーツも盛んな地域だ。
 体育会では今年4月20の定期総会で、第15代会長として宋栄奉前副会長が就いた。宋会長は、スポーツを通じた民団社会の活性化と全国に埋もれた在日アスリートを発掘に意欲を見せていた。
 設立総会に参席した民団宮城本部の李純午団長は「東北に体育会という新しい傘下団体が誕生したことで、地域社会に新たな息吹が芽生えると思う。サッカー選手でもあった尹会長さんは根っからのスポーツマンで、大いに期待している」と述べた。
 民団宮城では尹会長を中心に、オリニフットサル教室「ホランイ」を運営してきた。
 就任のあいさつで尹会長は「同胞青少年たちにスポーツを楽しむ場を設けていき、将来は韓国国体にも参加する場作りを進めたい」と意気込みを示した。


就任のあいさつをする尹源一体育会東北本部会長