Kリーグ水原三星のコーチに井原正巳氏

水原の関係者は1日、「卞盛煥(ビョン・ソンファン)監督を戦術的に補佐する指導者を捜していたところ、井原氏をコーチとして迎え入れることになり、ビザが発給され次第公式発表をする」と明らかにした。
井原氏も自身のオフィシャルサイトを通じて「自分にとって初めての海外挑戦、新しい挑戦だが、私を必要として頂いたことに感謝する。チームの目標達成に貢献できるように最大限力を注ぎたい」とコメントしている。
井原氏は韓国サッカーファンにとっても馴染み深い選手だ。1988年、日本代表に初めて選ばれ、1999年まで90年代、日本代表チームの不動の守備手として大活躍した。
特に、1998年フランスW杯アジア最終予選の韓日戦で深い印象を残し、2歳年下の洪明甫監督とのライバル構図を描いた。Aマッチ122試合に出場し、センチュリークラブに加入した。
井原氏は引退後、柏レイソルのヘッドコーチ、アビスパ福岡の監督などを経て、最近では2023年から2年間、監督として柏レイソルを率いた。
2023シーズンと2024シーズンは17位で辛うじて降格を免れるなど成績は良くなかった。
戦術的な面を補強してくれる人物を捜していた卞盛煥監督の要請により、昨冬から指導者を物色する過程で新しい挑戦に出た井原氏と縁を結ぶことになった。
水原の関係者は「卞盛煥監督は代表チームの指導者時代から日本の組織的な戦術に深い印象を受けた。井原氏は日本サッカーの守備戦術を根本から理解する数少ない指導者」と語った。
(写真:井原正巳氏の公式ウェブサイトから)