2026冬季五輪の「コリアハウス」確定…給食センターも

 大韓体育会(柳承敏会長)は6月26日、2026ミラノ・コルティナ冬季五輪期間中に運営される韓国代表選手団の「コリアハウス」と「給食支援センター」を選定し、これと関連した協約および契約を締結した。

 コリアハウスはミラノ中心部に位置する歴史的建築物「ヴィラ・ネッキ・カンピリオ邸」で、給食支援センター(ミラノ・プラットフォーム)はミラノ選手村近くのレストラン「ノートス・イベント」とホテル「テカ(TECHA)」の予定。

 協約式は午前、ヴィラ・ネッキ・カンピリオ邸内のダイニングホールで行われ、大韓体育会の柳承敏育会長とダビデ・ウザイ(Davide Usai)イタリア環境基金代表、チェ・テホ駐ミラノ韓国総領事らが参加した。 両機関はコリアハウスの成功的な運営のための協力体系の構築と支援方案について議論した。

 「イタリア環境基金」はイタリアの文化遺産を保護する非営利団体であり、「ヴィラ・ネキ・カンピリオ」を運営する機関。ヴィラ・ネッキ・カンピリオ邸は、1930年代のイタリア近代建築を代表する由緒ある建築物で、文化的価値と歴史的象徴性を持つ名所。特に優れた立地と象徴性、多様な付帯施設を備え、コリアハウスの場所として最適な条件を備えたと評価され、五輪期間中、韓国をアピールし、スポーツと文化が調和する交流の場として活用する。

 給食センター運営協力のための賃借契約締結式は同日午後、「Enne2」で行われた。

 大韓体育会は2008北京夏季五輪から現地で給食支援センターを運営し、選手たちがコンディション維持と士気増進に寄与し、今回のミラノ・コルティナ冬季五輪でもミラノ、コルティナ、バルテリナで各々給食支援センターを運営し選手たちがベストコンディションで競技力を発揮できるように努める。

 柳承敏会長は「ヴィラ・ネキ・カンピリオという歴史と伝統を持った場所をコリアハウスとして選定したことが意義深く、2026冬季五輪で皆が一緒に楽しめるコリアハウスを作っていく」と話した。また、「給食センター運営を通じて韓国選手団に安全でバランスの取れた献立を提供する」と述べた。

 大韓体育会は五輪期間中、韓国を広報し、グローバルスポーツ外交および文化交流の拠点になるコリアハウスと、韓国選手団の給食サービスを越え、韓国の食文化を世界に知らせる給食支援センターの運営を進める計画だ。

 一方、柳承敏会長はミラノをはじめ、ベネチア、リビーニョ、コルティナなど、ミラノ・コルティナ冬季五輪の開催地区を訪問し、大会準備状況、選手団の動線、競技場などを点検した。
 

コリアハウスの協約式を終えて記念撮影する柳承敏会長ら

給食センターとの協約式