ソウルで世界同胞スポーツシンポ…釜山国体競技場の視察も

 世界各国の在外同胞と体育関係者を対象に地域と世界を連結するグローバル教育ビジョンを宣布する「第9回世界韓人体育会長大会シンポジウム」が4月21日、韓国ソウルの国会議員会館で開催された。

 9回目を迎える今回のシンポジウムには、在外同胞体育人たちの活動状況を共有し、各国韓国人体育会発展に何が必要なのかなど、深みのある議論のために、各界各層の人々が一堂に会した。

 世界韓人体育会総連合会会員の18カ国・地域の韓国人体育会の代表らが参加した。日本からは在日本大韓体育会の鄭眞一専務理事と慎求範対外協力部長が参加した。

 シンポジウムに出席した禹元植韓国国会議長は「世界韓人体育会総連合会のチョン・ジュヒョン会長をはじめ、世界各国の韓人体育会を代表して来られた皆様に国会議長として心より歓迎の言葉を申し上げる」とし「在外同胞は外交的文化を知らせる大韓民国の懸け橋であり、民族の大切な同志であると同時に韓国スポーツの開拓者でもある」と強調した。また、「世界韓人体育会の皆様が献身とその情熱に対してもう一度感謝の言葉を伝える」と付け加えた。

 世界韓人体育会総連合会のチョン・ジュヒョン会長は「今回のシンポジウムは未来に向けた連帯を持つ大切な場」とし「世界韓人体育会総連合会は韓国と全世界のスポーツの懸け橋としての役割を遂行し、全世界のスポーツ活動の発展と交流を通じて韓民族共同体の和合と繁栄に寄与していこう」と強調した。

 参加した各国代表は翌日から第106回国体開催地の釜山に移動し、主要競技場の視察のほか、釜山広域市による釜山国体の準備状況や各国選手団への支援計画についてのブリーフィングを受けた。

禹元植韓国国会議長を囲んで各国体育会代表が記念撮影(4月21日、国会議員会館で)

釜山国体のメインスタジアムで釜山アジアードスタジアムを視察

最終日の4月24日には世界韓人体育会総連合会の臨時総会を開催