大韓体育会の新会長に柳承敏氏… 卓球のレジェンド
大韓体育会の第42代会長選挙が1月14日、ソウル松坡区オリンピック公園オリンピックホールで開かれ、柳承敏・前大韓卓球協会会長(43)が3選をめざしていた李起興現会長を破って当選した。柳氏は歴代最年少で大韓体育会会長に当選した。
今回の選挙には選挙人団2244人のうち1209人が参加した。投票率は53.9%を記録した。柳承敏候補は417票を獲得し、5人の候補を抜いて当選した。
2016年に初当選し、2021年の選挙で再選された李起興会長の3選が有力視されていたが、得票379票で2位にとどまった。その差は38票の接戦だった。
柳氏は体育会長選挙運動期間中、一日平均25kmずつ歩きながら、足を運んで有権者たちと面会した。
2016年リオ五輪当時、国際オリンピック委員会(IOC)の選手委員に立候補し、足で走りながら有権者に訴え、予想を破って当選を成し遂げた経験を生かした。
3選を狙う李起興会長に対抗するため、5人の候補が一本化するのではと予想されていたが、そのまま6人による選挙戦となった。
柳承敏当選者は1月22日に就任し、任期は2029年までの4年間。
柳承敏新会長は当選のあいさつで、「重い責任感とプレッシャーを同時に感じている。体育界に様々な懸案が山積しており、 変化を望む体育人たちの念願に一歩前進するために献身していく。 どのように解決していくのか、本当にたくさん悩む」と述べた。

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2019年3月に東京で開催された在日本大韓体育会の創立65周年式典であいさつする柳承敏氏